京都にある東福寺 塔頭 即宗院は薩摩藩の菩提寺で、西郷隆盛と月照が密議をした茶室跡がありました。また篤姫が江戸へのお興し入れの際に、立ち寄ったと言われております。
即宗院を訪れたのは、昨年の晩秋でした。で、お恥ずかしながら、最近気がつきました。
即宗院の御朱印には、薩摩藩の家紋が押されている。
島津家の家紋は、当初は筆文字の 十 でした。江戸時代の初期には、丸に十文字(くつわじゅうじ)となっていたようです。
徳川家の葵の御紋と比べたらずいぶんシンプルですね。
十文字の意味は、十字を切る行為が災や厄除けとして縁起の良い印とされているようです。
臥雲山即宗院は、薩摩藩東福寺城の守護大名の六代目島津氏久(1328〜1387)の菩提のため創建されたものです。一時焼失しましたが、1613年島津義久によって再興され、以来薩摩藩の畿内菩提所として深い絆があります。
現在は東福寺の塔頭の一つで、境内のエン月橋を渡った先にあります。東福寺へ参拝してから、こちらまでくる観光客はグッと少なくなります。静かで、別の世界へ入り込んだ錯覚におちいります。
通常即宗院は非公開で、紅葉の時期に公開されます。
御朱印は書き置きのみですが、いつでもいただけるものではないので、ラッキーでした。
やはり京都はゆっくり歩いたら、色々な発見がありますね。
こちらの記事もご参照ください。
nitinitikorekouniti.hatenablog.com