祇園祭 〜豪華絢爛な山鉾は、京都の街に受け継がれる美術品〜

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京都 祇園祭は、日本三大祭のひとつで、疫病退散を祈願する八坂神社の祭礼です。

祭に登場する山鉾は、大きく豪華絢爛で、道路が碁盤の目の様になっている為、遠くからでも目に入ります。山鉾の巡行は「動く美術館」と称され、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

 

祇園祭には、前祭と後祭があります。

前祭   23基の山鉾

宵山 7月14日(土)〜16日(月祝)

巡行 7月17日(火)

 後祭  10基の山鉾

宵山 7月21日(土)〜23日(月)

巡行 7月24日(火)

 

私が観覧したのは、7月14日 宵山でした。山鉾の巡行はなく、道路に23基もの山鉾が立っていました。それでも、すごい人で、10基位は見たでしょうか?

街を歩いて回るので、体力と回り方を考える判断が必要です。

猛暑でしたが、夕方5時位にはようやく過ごしやすくなりました。

山鉾と一口に言っても、 があります。

鉾は 真木(シンギ) という屋根の上に約20mの長い鉾が立っています。
f:id:nitinitikorekouniti:20180716205130j:image 鶏鉾(ニワトリホコ)

写真ではわかりませんが、鉾頭の三角形の中に円形があります。鶏卵が太鼓の中にあるという意味のようです。中国の史話より、天下がよく治まって訴訟用の太鼓が用がなくなり、苔が生えて鶏が宿ったという故事によるらしいです。


f:id:nitinitikorekouniti:20180716200806j:image   こちらは 函谷鉾 (カンコボコ)

大型造りで、貫禄があります。ゴブラン織の前掛けです。重厚でスピーディーな囃子

が、聞いていてワクワクしました。 


f:id:nitinitikorekouniti:20180716201330j:image  こちらは 船鉾(フネボコ)  

前側を近くから撮りました。船の形をしていて、日本書紀神功皇后新羅船出を題材にしたものです。御神体は安産の神とされています。

装飾が豪華です。船の形が目を引きます。これを維持する京都の街の皆さんは素晴らしいですね。


f:id:nitinitikorekouniti:20180716201348j:image 船鉾 を後ろから見たものです。カッコいい。

 

因みにこの日は、500円を納めると、乗せていただける鉾もありました。

 

山は、松の木が飾られて真松(シンマツ)と呼ばれています。


f:id:nitinitikorekouniti:20180716210606j:image 占出山(ウラデヤマ)

神功皇后肥前国松浦で鮎を釣って戦勝の兆しとしたという話からきています。巡行の時は、神功皇后が乗られる様です。

 

この日は18時頃から、鉾で太鼓や笛も鳴らし始めまして、雰囲気はバッチリでした。

体力的には、歩き回ってキツかったのですが、伝統がある祇園祭は素晴らしいものでした。デパートやファーストフード店やお土産屋さんで上手に休まれたら良いと思います。

794年からの都である京都には、やはりかないません。優しく話しながらも垣間見える京都人のプライドの高さも、納得です。

まだまだ、書きたいことは沢山ありますが、今回はここまで。

最高気温38・8度の日に京都にいた私です。体感温度は40度位あったと思います。

脳が溶けた気がします。あれから、思考回路が上手く回りません(笑)

#京都  #祇園祭  #山鉾  #宵山