関門海峡を眺めていたら、「海賊と呼ばれた男」を思い出しました〜下関より〜

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本州の西の端 山口県 下関へ行きました。

風と海と橋と船と対岸の景色

関門海峡って、圧倒されますね。

対岸の九州(門司)はすぐそこ。地下のトンネルを歩いて15分で関門海峡を渡れるくらいですから。

渡船でも約5分です。


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海峡は潮の流れがはやくて、素人の私の目で見てもわかりました。距離は近くても、泳いだらどこまでも流されそうです

その狭い海峡を航行する船の多いこと。小さいボートからタンカーまで。ひっきりなしに行き来します。

 

この様な風景を眺めていたら、岡田准一さんが主人公を演じた

映画「海賊と呼ばれた男」を思い出しました。

 

ご存じ、出光興産創業者の出光佐三(小説では、国岡鐵造)をモデルとした百田尚樹さんの作品です。主人公・国岡鐡造の一生と、出光興産をモデルにした国岡商店が大企業にまで成長する様子が書かれています。

国岡は九州の郷里に近い門司に「国岡商店」をつくり、石油卸売業者として漁船の燃料を扱いました。販路拡大のため、下関(山口県) と 門司(福岡県) での住み分けを図る協定をかいくぐり、下関側の漁師に海上で燃料を売るため、従業員とともに伝馬船で海に漕ぎ出しました。

その姿が「海賊」と呼ばれたのですが、実際に関門海峡を見ていたら、熱い思いで、この海を行き来していた岡田准一(国岡鐵造)さんの姿が目に浮かびました。

ここから出光興産は始まったのですね。

かつての下関と門司の栄えていた様子が、街のあちこちに痕跡が残っています。 


f:id:nitinitikorekouniti:20180731202113j:image 赤間神宮から見た 水天門と門の間に見える海峡を航行する船

 

現在この辺りは、ふぐなどの鮮魚と美味しいお寿司の唐戸市場 と海響館(市立しものせき水族館)が主な施設となっております。

 

それから、下関から韓国 釜山への航路があるため、韓国の方が、たくさん街を歩いています。大きな荷物を持ったたくましい身のこなしと、明るい笑顔、大きな声の会話が聞こえてきます。

下関は港街でも、九州と 韓国と 明治維新の主役の一部を担った長州藩 が混ざり合った 何か独特の空気があります。

#下関  #関門海峡    #海賊と呼ばれた男  #百田尚樹