足立美術館の庭園は、世界レベルの圧倒的な美しさ ~島根県安来市~

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目 次

 足立美術館について

ご存知の方も多い美術館です。

島根県安来市の田んぼが広がる中に突然、大きな駐車場、レストラン、美術館の建物があらわれます。
あのどじょうすくいで有名な安来です。
何故ここに?と不思議に思いましたが、美術館を創設した足立全康さんの実家(農家)があった場所だそうです。

そういうのいいですね。

横山大観の絵が沢山飾られております。それから魯山人の素晴らしい作品も数多くあります。
この美術館は何といっても、庭園の美しさ ですね。
【ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン】に三つ星で掲載されました。

アメリカの日本庭園専門誌では、17年連続日本一に選ばれました。

そんな世界で評価されている庭園などという知識はなくても、建物の中に入って景色を見た瞬間にため息がでます。


足立全康さんは、「庭園も一枚の絵画」という信念で、庭造りに力を注ぎました。

横山大観をコレクションし、日本庭園と日本画の調和から、日本の美しさを感じてもらいたいと願っていました。

足立美術館の庭園

四つの日本庭園と、遠くの山に滝が見えます。
一番大きい枯山水の庭園は、なんと真正面は喫茶店なのですよ。
コロナの関係でこの度テーブルは一つおきの使用でした。
私が訪れたのは土曜日でしたが、定員30人ほどのカフェにお客様は5人ほど。
珈琲1杯が千円でした。
島根県でこの価格は まずないですね。
しかし、素晴らしいお庭をゆっくり正面から見たーい 思いは強く、夫婦で入りました。

ゆったりとソファーに座って、こころゆくまで庭園を堪能しました。
天気が小雨だったのが残念でした。

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喫茶店からの景色です。天気が悪くてもこの美しさです。
白い砂は大河を表現しているそうです。
人工物が建築されることの無いよう、遠くの山まで購入されているとか!
秋の紅葉 山陰の冬の雪景色 の庭園はまた一段と違った景色を見せてくれることでしょう。

庭師さんのご苦労に頭がさがります。
この庭は立ち入りできません。

 

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別の角度から、カメラのモードを変えて撮った写真です。
ほんと、見事な絵です。
右奥の山の滝も造ったものです。にくいですね~。

後背地を含めると広さは約5万坪です。

足立全康 さんについて

足立全康さんは、明治32年に現在の美術館の場所に農家の子として生まれました。
彼は農家の厳しい実情を知るにつれ商売に興味をもちました。
炭を売ったり、戦後は大阪で事業をしました。
以前から興味があった美術品をコレクションし、庭造りへも強い関心がありました。
特に横山大観の迫力ある日本画は素晴らしいです。
富士山 や 紅葉 など。
心に残る作品を拝観させていただきました。

そうして昭和45年に、故郷に足立美術館を創設しました。
島根県の宝ですね。

 

入場料は大人 2300円
入場口で申請すれば再入場のチケットをもらえますので、ゆっくり美術館を堪能すれば、お値段的には納得できるかな。
十分な時間をとって至福の時間を過ごすことをお勧めします。

是非 Go To トラベル を利用して行ってみてください。