地図に載っていない 洞窟ツアー に参加しました。~山口県美祢市秋吉台~

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本州の西の端、山口県。山口県中部の美祢市に国定公園 秋吉台 というなだらかな丘のような場所があります。
その地で、ほとんど知られていない洞窟を体験するツアーに参加しました。

 目 次 

 秋吉台の紹介

まずは秋吉台(カルスト台地)について軽く説明しますね。
そうそう小学生の時に社会で学んだ?日本最大規模カルスト台地です。
標高は約300m。

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はるか昔
秋吉台は海でした。
南方の海のサンゴ礁が時間をかけて石灰岩になり、約3憶5千年以上もの時間をかけて、海から山へ石灰岩が移動して500~1000m堆積しました。
石灰岩は水に溶けやすいため、雨水により長い時間をかけて石灰岩が溶け、凹地や鍾乳洞ができました。


秋吉台にはなんと400を超える鍾乳洞(洞窟)があります。
主な鍾乳洞は、
 ・日本一の広さを誇る秋芳洞
 ・上下に拡がる大正洞
 ・真っ暗体験ができる景清洞
があります。

以前に子供たちが小学生だった頃これらの洞窟に入り、その後湯田温泉に宿泊しました。
景清洞では、ヘッドランプとヘルメット、長靴を借りたツアーに参加しました。(10年以上前のことですが(笑))

未知の洞窟探検

この度は長門湯本温泉に宿泊した翌日、秋吉台へいきました。
折角なので、ネットで見つけた穴場の洞窟を体験するツアーに参加しました。
ツアーといっても、参加者は私と主人の2人でした。
料金は一人約3500円
2時間ほど、カルスト台地の上の森林の中を歩き回りました。

もちろん、道なき道を歩くもので、インストラクターさんが木の枝を払いながら進みました。

地味なツアーでしたが、森林の中が気持ちよかったのと、洞窟の中から見た景色が印象的でしたので紹介します。

日頃運動不足でたまには森林浴をしながら歩きたいな と思っていた ほとんど山歩き経験のない夫婦2人で参加しました。
料金もお手頃だったのであまり大きな期待はせず、「まあっ、行ってみよう」ぐらいな気持ちでした。
他の参加者がいなかったので、遠慮なく私達のペースで休憩をはさみながら歩けました。
まずは、吉田松陰が往来し、高杉晋作が萩に向け進軍した赤間ヶ関街道中道を歩きました。山口県を訪れると、どうしても明治維新、長州藩関連のものに触れます。
そこから、蜘蛛の巣を払ってもらって、倒木をくぐったり、急な坂道や狭い場所を通って、途中地面の割れ目を見せてもらいながら黙々と歩きました。
地面の割れ目と言っても草に覆われているため、インストラクターさんしかわかりません。コインを投げたら、数秒後(5秒後くらいだったような)に下の岩にあたった音が聞こえました。

1時間強歩くと、洞窟があらわれました。

もちろん自然の中なので遊歩道などなく、足場は悪いです。
それでもそろそろと洞窟の中へ入って、そこから外を見たらなんとも綺麗な景色でした。

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ひんやりと湿った空気、陽の光のすばらしさ、緑が輝くさまが歩いてきた疲れを忘れさせてくれました。
陽の光が美しいので、何と言っても晴れた日がおススメです。
洞窟があるっていうことは、近くにきれいな水も流れていました。
洞窟は水によって石灰岩が浸食されてできますからね。
この洞窟の奥はずっとつながっているそうですが、水深が深くて危ないそうです。

 

帰りは基本下り坂なので、30分程度だったような気がします。
小学生中学年以上なら参加できます。
飲み物持参で、スニーカー、長袖、長ズボンなら特別な装備は必要ないです。

参加したのは、【秋吉台アドベンチャーツアーズ】でした。
予約が必要で、もっとハードなコースもあるようです。

夏休みの思い出にありかも しれませんね。
何といっても人がいないので コロナが心配される昨今 三密 とは程遠い世界です。