大河ドラマ 西郷どん、いよいよ試練の時を迎えて盛り上がってきましたね。上品で美しい(?)月照さんと西郷さんが幕府転覆の作戦を語っていた場所に、偶然私は訪れました。京都にある 即宗院 です。又、篤姫も徳川家へのお輿入れの際に立ち寄ったと言われております。
昨年12月初め、京都の東福寺へ紅葉狩りへ行った際、混雑から離れて 東福寺塔頭の即宗院へ足を伸ばしました。
なんとそこは薩摩藩の菩提寺でした。
即宗院 JR奈良線又は京阪本線 東福寺駅より徒歩12分
東福寺のお隣にひっそりとあります。
庭園は現在京都市の名勝に指定されており、紅葉の時期とともに千両の美しさで有名です。
西郷隆盛さんと月照さんは、新撰組や幕府から逃れ、こちらの即宗院内奥地の「採薪亭」で隠れながら、倒幕の作戦を練り、密令を発していたそうです。
今年は、維新150年ですが、実際自分が同じ場所に立てたことにワクワクしました。
赤や黄色の鮮やかな木々に囲まれて、シーンとした場所でした。
ちなみに「採薪亭」は現存しません。
狐や狸が生息していたような所で、2人で隠れるには最適の場所だったようです。
又、1868年の鳥羽伏見の戦いの折には、西郷がこの地に薩摩藩の屯営を構えたそうです。そして、即宗院の裏山から、大砲で幕府軍を狙いました。
その後、西郷どんは戦いの戦死者524人を弔い、明治2年に東征戦亡之碑 を建てました。
よろしければ、以下の記事もご参照ください。
nitinitikorekouniti.hatenablog.com
美しい紅葉とともに、戦いの場所でもあったのですね。
気がつかなかったので私が撮影した写真には写っていませんが、生麦事件の奈良原喜左衛門や人切り新兵衛こと田中新兵衛 の墓碑があるようです。
西郷隆盛自筆による薩摩藩士東征戦亡之碑 は、即宗院の奥にありますので、下の写真の小道を奥へ進んでください。忙しい方はうっかり観ずに終わると思います。
もみじや緑の景色で、世界中に有名な東福寺ですが、その塔頭である
即宗院 光明院 がたいへんオススメです。
何故かこういう場所には海外からのお客様はほとんどいらっしゃらなくて、とても静かです。
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