香川県観音寺市に 豊稔池ダム があります。
現存する日本最古の石積式のダムです。2006年、国の重要文化財に指定されました。
中央部が5個のアーチと6個の扶壁(バットレス)からなるマルチプルアーチ式です。
風雨にさらされて威厳のある感じが、[中世ヨーロッパの古城を連想させる]と解説されていました。
少し大袈裟な表現に感じますが。
山の新緑に囲まれて、石が積み上げられたダムの大きさには圧倒されました。
訪れる人も そう多くはなくて、徒歩10分の場所に駐車場とトイレがあるのみ。
まむしに注意 の看板もありました。
緑の香りが気持ち良かったです。
ここのところ肺の中にたまっていたPM2・5が浄化されたように感じました。
豊稔池は、貯水量159万立方メートル。
柞田川(くにたがわ)西岸に広がる530haの農地を潤すため池として活躍しています。
今回 放水もなく、水はわずかにチョロチョロ流れているだけだったので、ダムの真下まで歩いて行って、下から見上げることができました。
夏に不定期に行われる放水も、是非とも見てみたいものです。