足摺岬
足摺岬に到着したのは、夕方でした。
雲空だったので。海の色は少し残念な色でした。
でも、足摺岬の荒波に削られた岩々
灯りが灯された灯台
太平洋の大海原は、
やはり絶景でした。
四国最南端に突き出したこの岬の展望台からは、270度以上の展望ができます。
水平線が丸いこと=地球が丸いことが実感出来ました。
ジョン万次郎
そして、1827年 岬近くの土佐清水市の漁師の次男として生まれ、幕末の日本で活躍した
ジョン万次郎こと中浜万次郎の銅像が、足摺岬にありました。
万次郎は漁に出て遭難し、無人島で暮らしていたところをアメリカの船に助けられて、アメリカで船長の養子となり知識を付けてその後何とか日本へ帰国。
幕末から明治にかけて、彼の知識や語学力が大いに活用されました。
物語のような人生を歩んだ偉人ですね。
NHK大河ドラマ「西郷どん」にも、劇団ひとり が演じたジョン万次郎が出てきましたね。
人生って 本人の意図しないところで何が起こるかわからないですね。
令和の時代は、変化がはやくて、ますます何が起こるかわからない予感がします。
閑散とした観光地
宿泊した足摺岬のホテルは、掃除は行き届いていましたが、建物は古く、歩くと畳が凹みました。
お部屋に食事を運んでくださった中居さん 布団を敷いてくれた方 すべて高齢の方でした。
人手不足が明らかで、料理がなかなか出てこなかったり、片付けも来てくれなかったり。
ゴールデンウィーク中なので、尚更なのでしょうけれど。
商売を続けていくのが大変そうでした。
足摺岬といえば、高知県 有数の観光地ですが、周りには閉鎖した旅館やホテルが幾つかありました。
本州から橋を渡って、陸路でここまで来るのは、遠いですから。
大型船が停泊できる港があれば、海外からのお客様もいらっしゃるかも。
景色は抜群なのに。
新鮮なカツオもいただけるし。
何か変化が必要なことはわかりました。
平成もあと残り2日
時々見かけるお遍路さんに目が留まりながら、寂しさを感じてしまう
昭和生まれの自分がいました。