今週のお題「わたしの自由研究」
真面目な小学生だった私は、2か月ほどセッセと植物の成長を記録して、自由研究として提出しました。
あれから30年(きみまろ風に)
先日訪れた 須佐ホルンフェルス で、自由研究をしていたころの知的なワクワクを感じました。
目 次
須佐ホルンフェルス
須佐ホルンフェルス 聞いたことありますか?
あまり、知られておりません。
山口県萩市 いかの美味しい 須佐 にあります。
なんと 「日本の地質百選」や「21世紀に残す日本の風景遺産100選」に選ばれています。
それはそれは、大迫力の美しい景色です。
綺麗な縞模様 断崖 日本海の波
地学に興味がなくても、まずは感動できます。
須佐ホルンフェルスへの行き方
こじんまりとした静かな須佐駅から、海の方へ車で10分ほどです。
須佐駅近くの信号から、案内板がでています。
なんだか、山道?くねくね道を不安になりながらもゆっくりドライブしていくと、ホルンフェルス遊歩道の案内板がひっそりとあります。
ゆっくりいかないと見逃がします。
自分たちが訪れた時はタマタマ観光バスが、遊歩道入り口のお土産屋さん(駐車料無料)に停まっていたため気が付きました。
坂道を歩くので、サンダルやヒールのある靴は難しいです。
遊歩道を降りていこう
お土産屋さんからも、綺麗な海とホルンフェルスの景色は見えますが
是非とも近くまで行って迫力を感じてみてくださいませ。
最初のころは歩きやすい坂道ですが、海の近くの岩まで来ると。
その日は岩が濡れていて大変滑りやすかったです。
あせらず ゆっくり すれ違う時はお互いに譲りあいながら行きましょう。
そのためには、時間に余裕をもっていきたいですね。
それから地層をじっくり見たい時は、断崖の端に立つこともありますので、くれぐれも足元にご注意ください。
足がすくむ場所もあります。
それでも行きたい!!
ミルフィーユのような縞模様
自分たちが降りてきた岩の横面が黒と灰白色のきれいな縞模様です。
灰色から乳白色の部分は砂岩層
黒色は泥岩もしくは頁岩の層
この折り重なる地層が畳を積み重ねたように見えることから「畳岩」と呼ばれているそうです。
波の浸食によって造られたその断崖の高さは約12mから15mあります。
大迫力です。
実際に触れます。
ホルンフェルスってなに?
素朴な疑問です。
ホルンフェルスとはドイツ語です。
ホルン=角
フェルス=崖・岩石
硬くて角張った岩のことらしいです。
割るとガラスのように角ばって割れます。
確かに遊歩道の端に、角張って縞模様の石がたくさんありました。
ホルンフェルスは変成岩です。
須佐ホルンフェルスは、地質約1400万年前のマグマの熱の影響で誕生しました。
ただ、観光地の見事な縞模様の部分は実は変成温度が低く、ホルンフェルスの程度は弱いとのこと。
もともとの須佐層群に近いそうです。
じつは、観光場所の奥に真っ黒いホルンフェルスがあるそうです。
なるほどですね。
見事な縞模様、綺麗に割れた断崖絶壁
地球のエネルギーの壮大さ に刺激されて、自発的に自由研究をしてしまいました。
いくつになっても、そしておばあちゃんになっても
まだまだ、知らないこと
気になること
たくさんありますよね。