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ネコ寺 こと 雲林寺へ
萩から島根県の津和野へ行く途中にあります。
町からは離れていて随分不便な場所にあるお寺です。
しかし参拝者はそこそこいました。
にゃんと世界中から参拝者がくるそうです。
細い道路を行くと、門からもう猫が迎えてくれました。
気持ちがほぐれます。
ねこねこネコ猫だらけのお寺です。
猫好きにはたまらないと思います。
猫寺の由来
江戸時代、萩藩の武将、毛利輝元(もうり てるもと)には長井元房(ながい もとふさ)という家臣がいました。元房は猫を大事にしていました。
しかし輝元が亡くなると元房は後を追い殉死。
可愛がられていたネコは、四十九日の間長井元房の墓の前から離れませんでした。
その後ネコも自ら命を絶ち亡き主のもとへ。
当時、夜になると辺りに猫の鳴き声がするようになったそうです。
僧侶が猫を手厚く供養をし、声はおさまったのでした。
雲林寺はそのゆかりのお寺です。
猫がいっぱい
お寺の中も外も、おみくじにも猫がいっぱいでした。
本当に猫がお好きなのね。
長い時間をかけて集めたあらゆる猫グッズがありました。
黒ネコのタンゴのレコードも!
この歌を知っているあなたは・・・昭和を生きた人ですね。
私と一緒です。
ご住職の人柄の暖かさ、猫が大好きな思いが伝わってきます。
実際に猫を飼われているようで、どこかから(住居スペース?)猫の鳴き声が聞こえてきました。
木彫りの被れる猫も!
被るときは重いので首を傷めないように気を付けてください。
願いがよく叶うという木彫りの猫の神がさりげなくおいてありました。
ちなみにそこで小さな願い事をしましたら、数日後にかないました。
ご利益あり です。
そうなりたいことがある時に、強く思う気持ちは大切ですね。
それから、猫グッズに囲まれたリビングのような場所にお茶の入ったポットとお菓子がおいてありました。
無料のサービスでした。
皆さんそこに座ってお茶をいただいて暖まって、ほっこりとした気持ちになってお寺を出て行かれました。
なんだか住職さんも訪れる人々も皆さん笑顔で。
善意が集まっているようなお寺でした。
雲林寺の御朱印
御朱印ももちろん頂きました。
ご住職の手書きの可愛らしいデザインでした。
別に猫好きというわけではない自分ですが。
こういうのもいいかも!と思えた場所でした。