今日は暦の上では、大暑でしたね。
毎日蝉の鳴き声 蟬しぐれ が自宅周辺で大きく響きわたっています。
我が家の近くに、木が沢山ありまして、そこに蝉が毎年発生?トマッテいるのです。
2-3日前のこと、夜、不用意に窓を一瞬開けてしまいました。その、ほんの2秒の間に、リビングルームへセミが入って来ました。
ミーンミーン というよりは、ギャーギャー という鳴き声でした。蝉の種類はわかりませんでした。
蝉が目の前で飛び回ると、それはそれは怖いのですよ。羽を広げたら、5㎝ー7㎝位になります。
どうしたら良いかわからず、とりあえず別の部屋へ逃げました。蝉はしばしの間、ギャーギャー鳴きながら、リビングの照明の周りを飛び回っていました。
やがて静かになったのでそっと覗いてみると、壁にトマッテいました。
どうしよう と私は考えました。
殺虫剤をかける?
箱をかぶせる?
掃除機で吸う?
蝉は7日しか生きられない と 幼い頃に教えられたのに、殺せません。もちろん手で触われません。近ずくのもイヤです。
窓を開けて暗くしたら、外に飛んでいくのだろうか?
恐ろしくて、蝉の写真は撮れなかったので、自宅近くに沢山あるセミの抜け殻 を載せます。(笑)
何か方法はないかとあたりを見回しました。
ラッキーな事に、虫取り網がベランダにありました。
セッセとものを捨てられない私なので、お恥ずかしい事に十数年前の虫取り網が、チト汚いけど網も破れずにありました。しかも、柄が3m位の長さです。
もうこの方法しかありませんでした。
虫取り網を持って、蝉にそーっと近ずいて、網の形を整えてー
パッ。
まずは、壁にトマッテいる蝉の上に網を被せました。それから、そっとずらして、蝉が暴れて壁から離れたら、網をクルッと回して、網の中に捕獲しました。
やったー !
我ながら、十数年前に息子とやった蝉取りの経験を体が覚えていました。(自画自賛)
また蝉はすごい声で鳴き始めて、凄く怖かったので、虫取り網ごとベランダへ置きました。セミさん、後は飛んで行ってください〜。と願ったのですが〜〜
翌日、ベランダを覗いたら、まだセミが網の中でもがいていました。
私はドキドキして、自分はリビングから出ずに、窓は3㎝だけ開けて、虫取り網の柄の端を持ちました。
それから、網をパタパタ振り回したら、ようやくセミが空へ飛んでいきました。
はあー、良かった。
命を奪わずに済みました。
「お盆に現れる虫は、亡くなった方が会いに来たのだよ」と昔母に言われた事を思い出して。お盆ではないのですが、殺生はしたくないのです。
何だか大騒ぎをして、笑われそうな出来事ですが、私にとってはゴキブリよりも大きくて恐ろしい出来事だったので、書いてみました。
#蝉 #セミ #虫取り網