豊臣秀吉 が建設を命じた 千畳閣 の床に映る銀杏に心を奪われた ~広島県 宮島~

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11月22日 午後の宮島 千畳閣 です

スマホで撮った写真です。

黄色に輝く見事な銀杏 が、木造のピカピカに掃除された床に映っています。
午後4時頃の日差しもきれいにさしこんでいます。

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静かなこの時間、目に入る景色が素晴らしすぎて、私は20分くらい床の上に座り込んで辺りを眺めていました。
スーッと心が落ち着いていきます。
そういった感覚にとらわれたのは自分だけではなかったようで、様々な国からいらした人々が千畳閣の板の上に座り込んで、静かに景色を見ていました。

      目次       

≪ 千畳閣の歴史 ≫

この建物は、1587年に、豊臣秀吉 が戦没した武士の鎮魂のために安国寺恵瓊(あんこくじえけい)に命じ建立した大経堂です。

その広さから千畳閣と呼ばれ、親しまれています。
実際には、畳857枚ほどの広さのようです。
十分広いです。
しかし、建設途中に秀吉が亡くなり(1598年)命じられた安国寺恵瓊も関ヶ原の合戦で西軍首脳として斬首、未完成のまま現在に至っております。
そのため、天井がなく、上の構造がまる見えです。
壁もありません。
なんだか、歴史の世界に引き込まれますね。

   f:id:nitinitikorekouniti:20181124182309j:image   外から見た千畳閣

かつては建物の内部に釈迦如来像(本尊)などが置いてありましたが、1868年 明治の神仏分離で大願寺に移設されました。

1872年豊臣秀吉公  加藤清正公  を祀り、「豊国神社」となりました。

≪ 千畳閣=豊国神社からの眺め ≫

こちらからの眺めはすばらしいです。
海上を航行する船が目に入ります。
それから、眼下に厳島神社が見えます。

遠くに大聖院も見えます。
厳島神社を上から見下ろすなんて!!
低い身分からのし上がった秀吉公は、平清盛が建立した厳島神社を上からみることで、自分の力を鼓舞したかったのでしょうか❓

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≪ 御朱印 ≫

お参りをしてから、御朱印もいただきました。
建物の中に御朱印を頂ける場所がありました。


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≪ 五重塔 ≫

隣にある五重塔は、1407年建立。

この塔の心柱は、下まで達しておらずに二層目で止まっているそうです。!!
宮島の高台にあり、海上を吹き抜けてくる風に対して強い構造となっています。
600年前の建築技術に驚かされますね。

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≪ 千畳閣の入場料金等 ≫

入場料大人100円 子供50円。入り口で徴収。
営業時間9時〜16時半まで
土足厳禁。飲食厳禁。


 

#宮島 紅葉  #千畳閣  #千畳閣 紅葉

≪おまけ≫

最後まで読んでくださったあなたへ
千畳閣を厳島神社の反対方向へ下ったところに
『和田』
というあなご飯のお店があります。地あなごを使っていて、超チョウおいしいです。

午前11時開店で その日の分がなくなったら閉店です。
昼過ぎにはなくなります。
開店前に『和田』でお店の人に順番待ちのお話をしてから、ふらっと千畳閣にいくのもありです。
自分の順番前には戻ってきてくださいね.....